今年度からの新科目「臨地実習基礎」の中で、歯科衛生学科1年生が歯科医院への見学実習を行いました。入学後早期より臨床現場で学習することにより、歯科衛生士の実際の臨床業務に直接触れ、歯科衛生士の役割と責務への理解が可能となります。また、1年生の講義で学んだ専門科目が「臨床でどのように活用されているのか」という問題意識を持って見学することで、歯科衛生士を目指す学生としての自覚を高めることを目的としています。
歯科医院の見学実習は4日間させていただきました。実習中は実習先の歯科医師、歯科衛生士から丁寧な指導いただきました。
歯科医院の見学実習は4日間させていただきました。実習中は実習先の歯科医師、歯科衛生士から丁寧な指導いただきました。
歯科医師の治療の見学
歯科衛生士の歯周管理の見学
見学実習終了後は、各学生が見学実習で学んだことをグループおよび全体で共有し、得た学びを深めるための学内報告会を行いました。
グループでは、「見学実習で学んだこと」「どのような歯科衛生士になろうと思ったか」「目指す歯科衛生士になるための今後の課題」について、意見を共有しグループメンバーのそれぞれの学びを知ることができました。
グループの意見の全体共有
グループでまとめた意見の全体共有では、「患者さんの個別性に合わせた処置・ケアや配慮、説明ができる歯科衛生士になりたい」、「研磨剤やスケーラーの使い分けをするための教科書の知識を獲得するだけではなく、知識をもとに考える力と実践力を身につける」、「患者さんを一番に考え寄りそえる、信頼関係を構築するための態度、挨拶、身だしなみ、向き合う姿勢を身につける」など、見学実習から刺激を受けて、将来目指すべき歯科衛生士像を明確にしていました。
また、今後の学習態度についても、「試験にパスするための知識だけでなく、理由や臨床活用を含めて理解し、2年生、3年生の学習そして将来働くことを意識して学習する」ことまで気づきがあったようです。
4日間と短い期間でしたが、1年生はたくさんのことを見て、学び、実りが多い実習となりました。
今回の実習で学んだことを2年生でもしっかり生かして共に学んでいきましょう!
見学実習を受け入れていただきました歯科医院の皆様、このような貴重な学習機会をいただき、誠にありがとうございました。
本学のカリキュラム(実践教育)の特徴
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