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歯科材料学実習の紹介


歯科衛生学科1年生の「歯科材料学実習」を紹介します!

後期にスタートしたこの実習は、前期の「歯科材料学」講義で学修した基本的な知識に基づき、実際に歯科材料に触れて操作・取り扱いができることを目的としています。
歯科で取り扱うほとんどの材料は、粉末と液体、ペーストとペーストを組合せた材料を練り合わせます。こうした材料は時間が経つと硬くなるため、手早く練和して、材料が軟らかいうちに口腔内へ運ばなければなりません。
12月上旬、印象採得(歯型を採ること)に使用する「アルジネート印象材」で、マネキン(実習用模型)の口腔で印象採得を行い、採得した印象に石膏を注入して歯型の模型を作製する実習を行いました。
10月には、練和途中で印象材が硬化してしまった学生も、印象材の練和実習を重ねるたびに、印象材が硬化する前に余裕をもって練和ができるようになりました。
そして、患者役はヒトではなくマネキンですが、「今からお口の型採りをします。」「冷たいものが入ります。」など患者さんに配慮した声かけをしながら印象採得ができるまでに、みんなそれぞれステップアップしました。

さらに12月中旬には、歯に被せ物をする時に使用する「合着セメント」の練和実習を行いました。現在、臨床ではほとんど使用されなくなりましたが、歯科衛生士学生にとっては必修の「リン酸亜鉛セメント」の練和です。まずは粉末と液を慎重に計量します。次に手に金属スパチュラを持ち、ガラス練板の上で練和します。このセメントは1分30秒経つ頃には、スパチュラを回転させた腕が疲れる程、練和時に力を必要とします。簡単そうに見えて、実はみんな必死です。

昨年の今頃、まだ受験勉強をしていた1年生ですが、あれから早1年。一歩ずつ確実に歯科衛生士へと近づいています。伸びしろいっぱいの1年生、今後の成長が楽しみです!!

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