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子どもの育ちを考える会 2020年度 第4回研究会を開催しました


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子どもの育ちを考える会 2020年度 第4回研究会を開催しました  (11月3日(火祝)WEB研修)
  本年度のテーマ「変革の時代を生きるための保育実践」
  今回のテーマ「変革の時代における子どもに寄り添った保育実践3」

 随分と寒さが増してきた今日この頃です。静岡ではまだまだ暖かな日もありますが、東京などの都心ではコートやダウンを着ている人も多くなりました。園では運動会も終わり少しホッとした11月の初旬。第3回の研究会を行いました。
 今回は、保育実践に直接関連するお話を3人の講師からいただきました。
 お一人目は中川李枝子先生です。お名前はもしかしてご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、 「ぐりとぐらの作家」、「となりのトトロの“さんぽ”の作詞家」と言えば誰でもご存知でしょう。そんな中川先生は保育の専門学校をご卒業後、17年間民間の保育所で保育士として働いていらっしゃる経歴をお持ちです。今回は、保育実践と絵本にかかわる多くの『秘話』をお話いただきました。中川先生はすでにご講演は一切されていません。まだまだ第二次世界大戦の余波が押し寄せていた時代においても、子どもに対する愛情の深さと「子どもは遊びで育つ」というお考えに触れ、皆さんとても感激されていました。
 お二人目は本学こども学科の講師山本学先生です。先生には、事前に会員の皆さんから寄せられた「音楽教育への疑問」にお答えいただく形でご講義いただきました。皆さん、「山本先生の音楽に対する情熱が伝わってきた」、「これから発表会などを行うにあたり、とても参考になる内容だった」、「まだまだお話を聴きたかった」など充実した時間を過ごされたようでした。
 三人目は、新型コロナウイルス感染対策として、国立成育医療研究センターの宮入烈先生にお話をいただきました。本センターは日本最大の子ども病院で、多くの難病を持つ子どもの研究が行われています。先生はその中でも「小児感染症」をご専門にご活躍されています。今回は新型コロナウイルスに関する疑問をわかりやすく、多くの図表などを用いて解説していただきました。皆さん、「とてもわかりやすかった」、「客観的ですぐに実践できる内容が満載だった」と現場の医療に直結するお話に満足されていました。

中川先生には、今回はアトリエにお邪魔して対談形式でお話をいただきました。

中川先生には、今回はアトリエにお邪魔して対談形式でお話をいただきました。

山本先生の“音楽は人を幸せにするためにあるもの”というお言葉は、皆さんの胸に響いたようです。

山本先生の“音楽は人を幸せにするためにあるもの”というお言葉は、皆さんの胸に響いたようです。

本当にご多忙の中ご教授いただいた宮入先生。しかしながら、その忙しさを感じさせない冷静さと爽やかさはさすがでした。

本当にご多忙の中ご教授いただいた宮入先生。しかしながら、その忙しさを感じさせない冷静さと爽やかさはさすがでした。

子どもはマスクをした方が良いですか。マスクができない場合はどうしますか。

皆さんいつもながら真剣そのものですね。
その後はグループセッション。4回目でした。今回は全チームが事前にドキュメンテーションを共有し、コメントも行っていたために、非常に深い対話ができたとのことでした。しかし、一方ではファシリテーターの経験(保育者としてもファシリテーターとしても)、が進行を大きく左右しているという意見もきかれました。そのような考えが出せるということは、それだけ真剣度も深いということ。素晴らしいですね。

対話中心のグループ、お互いに事前に書いたコメントを見せ合ってのグループ、などそれぞれ活発な話し合いが行われていました。

対話中心のグループ、お互いに事前に書いたコメントを見せ合ってのグループ、などそれぞれ活発な話し合いが行われていました。

 次回の研究会は12月13日(日)に行います。
 内容として、「変革の時代でも変わらないこと」のテーマの下、新沢としひこさんのコンサートを予定しています。会員限定の研究会ですが、この回は一部一般の方にも開放しています。興味がある方は以下のチラシからお手続きください(お一人2000円聴けるのは、県立大学から助成をいただいているからこそできることです)。

画像説明文

最後はみなさん恒例の、ミュートを切り、手を振ってさようなら

最後はみなさん恒例の、ミュートを切り、手を振ってさようなら
次回の対面が楽しみという声も多数あがっていました。

本研究会に対してのお問い合わせは副島准教授までお願いします。
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp

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