来年度(2020年度) ご入会を受け付けています。(締め切りました)
締切は2月29日(土)です。
お申し込みをお待ちしております。
【応募は以下のURLからどうぞ】
https://docs.google.com/forms/d/1-GbPYhMwneFbYtE41y2Zj9AyimkqVo87g-AkuNLyKUQ/edit
子どもの育ちを考える会 第6回研究会(本年度最終回)を開催しました
今回は大阪総合保育大学学長、大方美香先生を講師にお迎えし、「子ども主体と子ども理解-乳児を中心に考える-」のテーマの下、乳児期に主体性を持った関わりを持つことがいかに大切なのか、を事例などの「ことば」、写真や文字を見ての「可視化」、そして実際にミニワークを行っての「身体」を通した実践知で、わかりやすくご説明いただきました。現在の保育所保育指針では「乳児保育」の章が新たに設けられるなど、乳児期のかかわりの重要性が見直されています。しかし、乳児の内面を「ことば」や「行動」を通して理解することはとても難しいことから、保育者の皆さんであっても対応に苦慮されている場面を多く見かけます。大方先生はこの読み取りをエピソードや実際に乳児の気持ちに寄り添って体感することでご説明いただけました。会員からは、「乳児保育の大切さを改めて感じました」、「乳児保育のお話を聴く機会があまりなかったので大変参考になりました」、「明日からでも実践できる内容でとてもわかりやすかったです」など、多くの学びの声があがっていました。
その後は、これまでの5回のグループワークによる「子ども理解」の内容を発表する「研究発表会」を、5つの分科会(31名)、及びその中でも評価が高かった5名(分科会より1名の代表)による全体発表会を行い、大方先生からも総評をいただきました。
最後は、最終回、これまで全体を振り替える「リフレクション」の時間です。グループで、全体で、それぞれが本会の6回を振り返りました。会員の皆さんからは、「6回連続で来るのはとても大変でしたが、学んだことの方が大きかった」、「静岡でこのような著名な先生方の講義を聴くことができてとても勉強になった」、「経験も職位も異なるグループワークだからこそ学べることが多かったと痛感している」などの学びの声があがっていました。
会員の皆さんは、ほとんどお休みなく6回の会を終えられました。本当にお疲れ様でした。皆さん方の頑張りが今日の、そして明日の静岡の保育の質を高めていきます。自主的なご参加に心より敬服します。
なお、来年度の募集は2月以降に開始します。新たなご参加もお待ちしております。
大方先生のわかりやすい講演は大変好評でした。乳児保育のスペシャリストであり、厚労省や文科省の各種委員も多く歴任されています。
「もっと聴きたかった」という声も続出。
真剣さの中にも笑顔あふれる講義。
乳児の気持ちや保育者の支援を「ミニ体験」。時間を短く区切ることでメリハリが生まれます。
5つの会場での分科会を実施。発表者の皆さんは多忙の中、PPを作成されました。どれも素晴らしい内容でした。
その後、全体発表会を実施。参加者間による投票で優秀者3名を選出しました。
大方先生から講評をいただきました。
リフレクションではお互いの頑張りを認め合い、これからの自分の目標を語り合いました。
グループワークの後に、全体で自分の目標と似た人を見つけ出し握手しました。お互いの存在を感じ、自分の目標を再認識します。
会員が評価した3名の方を表彰。
最後は今回までの6回の会員の学びをビデオにして上演。
「涙が出ました」という方も。
皆さん、頑張りましたね!!
来年度も静岡県の保育の質を高めるために頑張ります。豊富な講師と質の高いグループワークでお待ちしています!
【スタッフ一同】
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)
子どもの育ちを考える会 第5回研究会を開催しました
今回は名古屋学芸大学の津金美智子先生を講師にお迎えし、「子ども主体と子ども理解-幼児を中心に考える-」のテーマの下、幼児の中での遊びと学びの関係性を幼稚園教育要領・保育所保育指針および認定こども園要領の内容をわかりやすくご説明いただきました。私たちはこれらの原則を「ことば」として読み、わかったような気分になっていますが、それは上辺だけのことも多くあります。津金先生は10の姿の内容についても、エピソードを中心にお話くださいました。会員からは「遊びと学びの関係性が初めてわかりました」、「小学校との連携や保護者への説明の方法が理解できました」など、多くの学びの声があがっていました。
その後は、次回(最終回)に行う研究発表会の説明を行いました。そして引き続き、グループセッションの時間です。さすがに5回目となると、お互いに気心が知れ、深い読み取りができたようです。また、その後に行った「第1回~第5回の学びの総復習」では、再度津金先生にご登壇いただき、ドキュメンテーションで写真に撮った「1枚の意義」について改めて考える時間となりました。この1枚を「意義あるもの」にするためには、保育者の感性と子どもの姿からの読み取りの力、そして、保護者や地域の理解につなげていくことの大切さを感じる時間となったようです。
次回(1月13日:日曜日)は本年度の最終回です。講演では、大阪総合保育大学学長の大方美香先生にお越しいただき、子ども理解の乳児編をお話いただきます。また、代表者による実践発表会も行います。皆さん「楽しみです!でもなんだか寂しいです」という言葉とともに帰途に着かれました。
津金先生の多くの事例を使ったわかりやすい講演は大変好評で、
全国から講演の要請を受けられています。元文部科学省の調査官を
長く歴任されており、幼児教育に関しては豊富な知識をお持ちです
初めて講演をききましたが、津金先生の大
ファンになりました!との声も続出。
会場の皆さん方も真剣そのものです。
時には笑顔あふれる時間にも。
会場を移して、昨年度の研究発表の最優秀賞を受賞し、スタッフの一人でもある静岡聖光幼稚園の大石先生から発表の説明とデモンストレーション。
グループセッションでは白熱したグループ対話になったようです。
参加者は、お互いの実践に耳を傾け、感じたことや質問を述べあうこと。質問に答え、認め合うことで新しい保育を創造していきます。
「これでの研修内容のまとめ」では、遊びを通して子どもたちは何を学んでいるのか」というテーマのもと、グループで意見を出し合いました。発表の一コマ。
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)
子どもの育ちを考える会 第4回研究会を開催しました
今回は、「まちづくり」、特に「まち(都市)における子どもの居場所」を研究テーマとされている、横浜市立大学の三輪律江先生をお迎えし、「まち保育―地域連携で育む子どもの主体性―」をテーマにお話をしていただきました。お話の中では、まち保育の意義―まちにある様々な資源に気付くこと・様々な人との関係性を広げていくこと・園外での子どもの発見や挑戦の機会を開けること・そして街ぐるみで子どもを育てていく土壌を作ること―について、お話をうかがった後、具体的な実践事例についてもご提示をいただきました。メンバーの皆さんからは、「もっと地域資源を活用したり地域の方とのかかわりたいと思った」「子どもと一緒に地域の魅力を発見したいと思った」「散歩の意義を再確認した」などの意見がきかれました。
次に、子ども主体の保育実践園として、湖西市にある「微笑こども園」園長、河田宗康先生から園生活のご紹介をしていただきました。河田先生は本会のメンバーでもいらっしゃいます。微笑こども園は、子どもを大切にすることを第一義に考えた子ども主体の保育に重点をおかれていますが、このほかにも、職員間のチームワーク作りなどの職場環境の改善にも取り組まれています。そのような「生」の声を聴いたメンバーの皆さんからは、「子どもの主体性を育むには保育者の主体性も育まなければいけないというお話を聞いて、自分の園でもそのような雰囲気になっていければいいなと思った」「園長として取り組む課題が明確になりました」「職員を大切にすること、コミュニケーションをとる大切さを再確認しました」などの意見がきかれました。
先生方のお話のあとは、場所を変えて4回目のグループセッションです。今回は少し長めの時間をこの時間に当てました。”時間を多くとって頂き、深く話せてたくさんの情報交換が出来ました”、”毎回同じグループで行うと、回数を重ねるごとに話が深まり質の高い話ができるのが楽しいです”、”お散歩マップの情報交換が勉強になりました”など、各グループ白熱した時間となったようです。次回以降も、より親密度を深め有意義な時間となるように配慮していきたいと思います。
次回は11月17日(日)に津金美智子先生をお迎えし、「子どもの主体性と子どもの理解―幼児を中心に―」をテーマにお話いただきます。
今回のトピックスは「フィンランドの保育」北欧の保育
は実際にどんな感じなのかを肌で感じていただきました
三輪先生から「まち保育」にういてのご講義
保育の研修は、いつも保育の専門家からのお話しかないので、三輪
先生のお話はとても新鮮であったという声が多く聞かれました。
会場の皆さん方も真剣そのものです
河田先生から実践紹介。
子ども主体の保育に大人(保育者)がいかに関わるのか。そして保育
者同士の同僚性の重要さ。実例を交えてお話しいただきました。
今回のグループセッションは看護棟のカレッジホール
をお借りしました。机の距離がこれまでより短く、皆
さんお互いを感じ合いながらお話ができたようです。
グループセッションでは、それぞれの保育実践を発表、共
有し、それぞれの思いを伝え合うことに重点を置きます。
次回はいよいよ、グループの代表を選出します。
どんな実践が選ばれるのかな?期待しています!
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)
子どもの育ちを考える会第3回研究会を開催しました
今回は、日本保育学会会長でいらっしゃる汐見稔幸先生をお迎えし、「子ども主体の保育によって育まれる子どもの力」をテーマにお話をしていただきました。お話の中では、皇国主義の中での「指示通り動く子ども」の育成が、日本の教育の根源にあったこと、「子ども主体の環境」とは、その子どもの命が生き生きと輝いていることであり、そのために保育者は、子どもたちが「本物の文化」と出会えるような環境を作り出していかなければならないこと。しかし、「環境を作る」だけで満足していてはいけない。計画的に他の保育者との同僚性を持ち、そして保護者との連携も取りながら進めていく必要性があること、などをわかりやすくご説明いただきました。
また、子ども主体の保育実践園として、富士宮市にある「野中こども園」副園長、中村章啓先生から園生活のご紹介をしていただきました。中村先生は本会のメンバーでもいらっしゃいますが、野中こども園は子ども主体の保育の先駆であり、素晴らしい保育を展開されています。メンバーからは、「いきいきとした子どもの姿が印象的でした」「素晴らしいドキュメンテーションで参考になりました」などの意見がきかれました。
先生方のお話のあとは、場所を変えて3回目のグループセッションです。“段々とチームワークができてきて、安心してお話ができるようになっています”、“色々な事例が聴けてとても参考になりました”など、それぞれが、今後の保育の目標を持つ場として認識できるようになってきているようです。次回以降も、より親密度を深め有意義な時間となるように配慮していきたいと思います。
次回は9月29日(日)に三輪律江先生をお迎えし、「地域で子どもを育てる-まち保育-」についてお話いただきます。
今回のトピックスは「保育の無償化」について。汐見先生
からも無償化が決まるまでの内情をお話いただきました。
汐見先生から「子ども主体の保育によって育まれる力」のお
話。保育者の在り方が大変重要というお言葉に納得でした
汐見先生は多くの国の委員も歴任されており、
大変ご多忙の中、静岡にお出でいただきました。
会場の皆さん方も真剣そのものです
中村先生から実践紹介。
日々の保育の中での遊びの広がり。子どもたちが自分たち
の考えの中で作り出していく遊びが実感できました。
グループセッションでは、それぞれの保育実践を発表、共
有し、それぞれの思いを伝え合うことに重点を置きます。
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)
子どもの育ちを考える会 第2回研究会を開催しました
今回は聖心女子大学の川邉貴子先生をお迎えし、「遊びを中心とした保育を支える保育記録とは」をテーマに、本研究会の基幹である記録についてお話をいただきました。メンバーからは、「記録の大切さが今一度確認できた」、「記録の取り方で、遊びの質が変わることが理解できた」、「今の記録を見直して、できることからやっていこうと思った」など、意欲的な声が多くきかれました。また、子ども主体の保育実践園として、静岡市清水区にある「えじり保育園」園長、井出孝太郎先生にお越しいただき、事例をまじえてわかりやすく解説していただきました。メンバーからは、「ひとりの子どもに寄り添う姿が印象的だった」、「子ども一人一人の“物語”が大切にされていることがよくわかった」などの意見がきかれました。
先生方のお話のあとは、2回目のグループセッションです。初回は緊張も見られたグループワーク。今回は、“個々の実践の発表を通して、とてもお話が弾みました!”というグループと、“まだまだ硬さが抜けませんでした”というグループもありましたが、それぞれが、自分の実践を振り返るよい機会だったと感じられたようです。次回以降もより親密度を深め有意義な時間となるように配慮していきたいと思います。
次回は8月6日(火)に汐見稔幸先生をお迎えし、「子ども主体を置くことにより育まれる力と保育者の援助」についてお話いただきます。
毎回、スタッフの皆さんが無償で早い時間から準備をしたくださいます。ありがとうございます。
副島先生から人間関係のお話
皆さん、「シャーデンフロイデ」てご存知ですか?
河邉先生は元幼稚園教諭。実践を交えてわかりやすくお話いただきました。はじめて聴いたけれど、とてもファンになりました!という声も
会場の皆さん方も真剣そのものです
会場を変えて、井出先生から実践紹介。
遊びのつながりとともに記録の大切さが伝わる内容でした
グループセッションでは、各自が作成してきたドキュメンテーションを見ながら、実践を発表し、それぞれの考えを伝え合います。
(メール:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)
2019年度第1回研究会(5月25日土曜日)
本年度は昨年度の3倍の応募があり、その中から厳選された150名ほどの子どもの関係者(保育者など)が、期待と不安の中、キャンパスに集合されました。
本年度のメインテーマは「子ども主体の保育を考える」です。この内容を①講義、②実践園事例紹介、③ドキュメンテーションを題材にしたグループワーク、の中で深めていきます。
第1回は、玉川大学教育学部教授である大豆生田啓友先生に「子ども主体の協同的な学びを育む環境」と題しての講演をしていただきました。また、その後のグループワークでは、ファシリテーションの意義、環境の定義の再確認の後、自己紹介を行い、お互いの相互理解を図りました。
皆さん、「講師の先生のお話がとてもわかりやすく、自園でもできることから始めようと感じた」、「グループワークでは皆さんとても意識が高く、話しやすかった。自分も頑張ろうと思った」、など非常に前向きな意見がきかれました。
次回は、7月7日(日)、聖心女子大学教授の川邉貴子先生に「遊びを中心とした保育を支える保育記録」についてお話をしていただきます。また、グループワークも本格的に始動します。
みなさん「次が益々楽しみになりました!」という言葉を残され帰途につかれました。
本会に関してのお問合せは副島准教授(soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)までお願いします。
大豆生田先生のお話は、写真や事例をたくさん使って、わかりやすくご説明いただきました。
本年度のスタッフ紹介。本研究会は社会貢献活動のため、スタッフも無料のボランティアです。スタッフの力がないと成り立ちません
第4回研究会(2019年1月13日)
今回のテーマは「ドキュメンテーションを子ども理解につなげる」。
講義では、ニュージーランドの“ラーニングストーリー”の研究でご活躍されている鎌倉女子大学児童学部教授、小泉裕子先生をお招きし、一人ひとりの育ちを保障するための記録(ラーニングストーリー)の必要性とその可視化について、わかりやすくお話をしていただきました。
ドキュメンテーションの実践では、今回は各グループの代表者16名を3つの分科会にわけ、発表していただきました。皆さん、“このような発表ははじめて”、“パワーポイントをはじめて作りました”などドキドキしながら迎えた本番。しかし、どの発表もとても素敵な発表でした。発表後は参加者の皆さんで投票し、各分科会から一人を選出。3人の方が代表として再発表し、小泉先生の講評をいただきました。
最後の時間は、これまで行ってきた4回の学習のリフレクションを行いました。この4回は固定のグループで学習を行っています。その中で、皆さん非常に打ち解けられ、最後には、「忙しくて、課題もままならなかったけれど、このグループの皆さんに出会えて本当によかったです!」と涙ぐまれる受講生の姿もありました。
小泉先生による「育ちのストーリー」の必要性と可視化の講義。
ラーニングストーリーは子育て記録からはじまったという説明に皆さん納得。
分科会では、全ての発表者が素敵な実践を報告していただきました。
16名の中から、3名の代表を決定。
小泉先生から講評をいただきました。
最後は学習の総まとめとしてのリフレクション。
グループ毎にお互いの「よかったところ」を見つけ、ポジティブな振り返りを行いました。
スタッフ一同でお待ちしております。
見出しが入ります
第3回研究会(2018年12月2日)
今回は、「ドキュメンテーション作成のコツ」をテーマに、≪写真撮影のコツ≫と≪記録の取り方のコツ≫についての学習会を行いました。写真撮影のコツでは、プロのカメラマンをお招きし、普段、使わないで過ごしていた色々な機能、全体的な構図、そして保育者としての目線に至るまで、わかりやすく説明していただきました。また、記録の取り方は、副島准教授によるレクチャーでした。その中では、私たちは何のために記録を取るのか?自分の振り返り(明日の保育実践)のための記録になっているか?について、改めて考える機会となりました(明日の保育につながれば、書くのも楽しくなりますね)。
その後は、グループワークです。各自が作成してきた「ドキュメンテーションのグループ内発表」の2回目でした。各グループ、さらに進歩した内容や出来栄えに歓喜・同意・対話する姿が多く見られ、とても有意義な時間となりました。本会は固定したグループを作成しています。3回目ともなると、どなたも安心した雰囲気で過ごされています。休憩時間には、スタッフが準備したお菓子を囲んで、楽しい会話と笑顔があふれていました。
次回(1月)は、本年度のまとめとして、鎌倉女子大学(教授)の小泉幸子先生をお迎えし、ドキュメンテーションについて、さらに学びを深めていく予定です。終了後は皆さん、「今日も楽しかった!」「次回も楽しみです!」とおっしゃりながら帰路につかれました。
本会に関してのお問合せは副島准教授(soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)までお願いします。
プロカメラマン岡林利幸氏によるレクチャー
皆さん、子どものイキイキした表情を撮るために真剣です
実際にカメラを片手に質問タイム
「私もミラーレスを買おうかしら」というカメラ女子も出現
記録の取り方では、多くの事例から、「書かされる記録」から「書きたくなる記録」を目指します
ドキュメンテーションを使っての意見交換(グループ学習)は、自分の保育を振り返り、他者から意見をいただく、また、他園の保育を聴く貴重な時間です
第2回研究会(2018年10月14日)
今回は、「個人情報、著作権及び情報モラル」をテーマに2人の講師の先生をお迎えし、お話を伺いました。
皆さん方も日常の保育の中で、「園便り」を保護者に配布する、園内掲示のドキュメンテーションを作成する、あるいは運動会でBGMを流す、などがあると思います。しかし、このような行為の中に、“著作権法に抵触する”行為があることをご存知でしょうか?また、園内の保護者の皆さんで作る自主的な「ライングループ」が、人間関係を蝕む要因になる可能性があることを念頭に保育されているでしょうか?今回はこのようなリアルな現実(事例)を含めて、詳しくお話をしていただきました。
その後は、グループワークです。各自が手探りで作成してきた「ドキュメンテーション」をグループ内で発表し、その内容や出来栄えに歓喜・同意・対話する姿が多く見られ、大変活気にあふれていました。本会は固定したグループを作成しています。グループ内も会を追うごとに親密度が増してきました。休憩時間には、スタッフが準備したお菓子を囲んで、楽しい会話と雰囲気に包まれていました。
グループ発表の後は、次回の再会を約束して、各自帰路につかれました。
次回は12月2日にプロのカメラマンをお迎えし、写真の撮り方のついての講義と実践を行います。
本会に関してのお問合せはこども学科の副島准教授(soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp)までお願いします。会員も順次募集する予定です。
田中先生による著作権の学習
普段、法律に触れることがないだけに皆さん一生懸命!
今回の「ホット一息タイム」は、秋を題材にしたダンスと歌
会員の皆さんの手拍子などにとても勇気づけられた1年生たち
芳賀先生は、保育や教育に根付いた多くの事例を挙げてくださいました
こんな時あなたの園ではどうされていますか?の問に意見を交換しました
各自のドキュメンテーションを観て、意見交換
意欲は益々高まったようです
第1回研究会(2018年8月26日)
本年度は「ドキュメンテーション」を子ども理解の方法として取り入れ、①ドキュメンテーションの基本原理、②個人情報、著作権と意匠権、情報モラル、③写真の撮り方、④ドキュメンテーションを子ども理解に取り入れるために、という内容で研修を進めていきます。
また、来年度は、汐見先生(元白梅学園大学 学長)、河邉先生(聖心女子大学 教育学科 教授)など各回異なった先生によるご指導を受ける中で、「子ども理解」をさらに深めていく予定です。
8月26日は、第1回目ということで、「お互いを知る」ことにも重点がおかれ、ドキュメンテーションの基本を取り入れた「他己紹介シート」の作成や「ドキュメンテーションの実際例」などの講義が行われました。参加者は、実際のワークを行ったり、実践としてのドキュメンテーションを見ることで、より一層モチベーションを高め、各園に戻られました。
他己紹介シートの作成
皆さん一生懸命!
さてどんな紹介文ができあがるかな?
皆さん過去を思い出し?1年生の懸命な姿を応援する暖かな雰囲気に包まれました。
野中こども園の中村先生による
ドキュメンテーション実践報告と作成の手順説明
活発な意見が飛び交いました。
お問い合わせ
E-mail:soejima@u-shizuoka-ken.ac.jp