静岡県公立大学法人 理事長 尾池 和夫
静岡県立大学・静岡県立大学短期大学部 学長 鬼頭 宏

現在、新型コロナウイルスが世界に蔓延し、我が国においても、日々感染者が増加している状況下にあります。
国では、感染症拡大防止のため4月7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態を宣言し、4月16日には対象地域が全都道府県に拡大されることとなりました。さらに、5月4日、緊急事態宣言が5月31日まで延長されることが決定されました。
5月14日に、政府は新型コロナウイルス感染症の対策本部会合で、緊急事態宣言について、本県を含む39県での解除を正式決定しましたが、しばらくは油断ができない状況が続くことが予想されます。
この春、新たな夢を胸に抱いて、入学あるいは進級した学生達は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、大学施設への立ち入りが制限され、対面での授業がオンライン方式などに代替されるなど、想像していた学生生活とは大きく相違した状況下にあるばかりでなく、今後の先行きが見えない中、大きな不安を抱えながら、日々、生活を送っています。
本学といたしましても、大学施設におけるオンライン授業の実施環境の整備や学生へのWi-Fiルーターの無償貸出等の措置を講じています。
一方、国の緊急事態宣言を受けて、多くの店舗等が営業自粛をするなどの影響により、保護者の失職や減収、あるいは学生のアルバイト収入の途絶など、今後の学生生活への影響が懸念されており、学生生活の継続に大きな支障が生じる恐れがあります。
このようなことにより学生が教育機会を失うことは非常に残念なことであり、本学としては、入学した学生の誰1人として、修学を諦めることのないよう支援していきたいと考えています。
そこで、より多くの学生に対して、学生の抱える困難やニーズに沿った支援を行うため、本学の教職員はもとより、広く県内外の皆様にもご支援を賜りたく、今般、寄附金の募集を呼びかけることといたしました。
皆様には、できるだけ多くの学生を救済したいという本学の思いと、寄附金募集の趣旨をご理解いただきたくお願い申し上げますとともに、出費多端な折、誠に恐縮ではありますが、温かいご支援を賜りたく重ねてお願い申し上げます。




寄附の方法のご案内＞




（2020年5月15日）